MLAスタイル(MLAフォーマット)という英語エッセイの型をご存知でしょうか?英語エッセイ、小論文には、コンテンツの構成としての型と、スタイルとしての型があり、それらを書く際は必ず規定のスタイルを指定されます。
この「スタイル」は論文を書く上では必須の知識、当然の知識として扱われており、記述方法やフォーマット設定が間違っていると当然のように減点されます。
しかし、英語の論文、エッセイのライティングが初めての方や、不慣れな方にとって一つ一つのルールを確認するのは大変だと思います。
今回は、複数ある英語小論文のスタイルのうち、APAスタイルと並び有名なMLAスタイルと呼ばれる英語論文の基本の書式設定について、具体例とともにご紹介します。
上記のように不安を抱えている方も、この記事を読めばMLAフォーマットの書式設定について確認することができます。
なお、そもそもの英語論文のコンテンツ、内容の盛り込み方や構成の作り方はこちら。
また、同じく間違えると論文の減点対象となるMLAスタイルの引用方法、参考文献の書き方については、こちらをご確認ください。
https://28-nikki.com/post-394/
MLAとは、Modern Language Associationの略です。人文系の論文で非常に多く使用されるエッセイフォーマットであり、表紙が不要、引用方法がChicagoスタイルなどと比べると簡易等の特徴があります。
今回はMLA Handbook, 8th edition(2016)の内容をもとに、MLAスタイルの基本的な書き方、ポイントをご紹介します。
まず最初に、全体で守るべきMLAスタイルの基本のルールについてです。
具体的な論文の例は下記をご確認ください。
これより、上記で紹介した各ルールの詳細を確認していきます。
MLAスタイルに限らず、どの英語論文でもフォントの指定については、下記を基本としています。
フォントスタイルは必ずしもTimes New Romanである必要はなく、読みやすいものであることがルールとなりますが、Time New Romanであれば絶対に問題ありません。
英文が詰まっていると読みにくすぎるため、テキスト行間は「2」(英語ではDouble spaceと言います)が基本となっています。
続いてMLAスタイルのWordページ設定です。
まず、「姓(苗字)+ページ番号」は右揃えで、ヘッダーに記載します。また、ページ番号は自動的に連番になるように設定します。
また、ページ余白上は「1.25cm(1/2 inch)」、左右は「2.5cm(1 nch)」に揃えましょう。
エッセイのタイトルを記入するときに気をつけたいのが、大文字小文字の使い分けです。
下記の例を見ていただくとわかるとおり、文頭の「the」の「T」が大文字になっているだけでなく、その他の単語についても、頭文字を大文字にするというルールがあります。
一方、すべての単語の頭文字が大文字になるわけではありません。前置詞や、a,theといった冠詞については、タイトルで使用する際も頭文字を小文字のままにしておきます。
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以上、MLAフォーマットの基本的な書式設定、および表紙などの注意点でした。
英論文(エッセイ)は色々なフォーマットがある複雑ですが、型ごとの基本を最初に設定してしまえば、あとはファイルのコピーペーストで活用していくことができます。
最初に設定だけしてしまって、あとはガツガツ書いていきましょう!
また、MLAフォーマットを書く際には引用方法、参考文献の書き方が他のスタイルと異なります。MLAスタイルの引用方法、参考文献の書き方については、こちらをご確認ください。
https://28-nikki.com/mla\_reference/
そもそもの英語論文のコンテンツ、内容の盛り込み方や構成の作り方については、こちらをご確認ください。