英語のリスニング、みなさんはどのように練習していますか?
私は留学生活を始めてからNETFLIXに入会したのですが、正直テレビとか動画コンテンツを見るのがめちゃくちゃ苦手。
「Friends」がいいよ!なんておすすめは耳にタコができるくらい聞いてきましたが、コメディすら見てるのが辛い。更にストーリーモノやドラマなんかは、人間関係にやきもきするしストレスが溜まる一方で全然集中できません。長いシリーズものなんて尚更です。
そんな動画嫌いな私がネットフリックスの中で見つけた、気軽に見れて、ネイティブの自然な英語が学べて、なおかつ面白い!動画を紹介いたします。
最初の一本目は「Queer Eye」。冴えない男性をプロデュースし、そのビフォアーアフターを楽しむNetflixオリジナル動画です。
NETFLIX公式サイト:https://www.netflix.com/title/80160037
リアルで自然な英語&明るい動画を見たい人にとってもおすすめ!
まず何よりも楽しいのは、「Fab Five」という5人のゲイたち。とにかく皆可愛くてカッコよくて、とっても賑やか!
すぐ遊び始めたり、あの人カッコいい~!と騒いだり、それぞれが明るくいつも楽しそうにきゃっきゃしてる姿を見るだけでも和む。かわいい。
基本ハキハキ喋ってくれるので、会話も非常に聞き取りやすいです。
更には、それぞれがファッション、インテリア、髪型、料理、ライフスタイル等々、その道のプロフェッショナルなので、実際の仕事をしている姿はどれもカッコいい。
そして毎回変わる、冴えない男性・・・の、プロデュース後の姿を見ると、本当に魅力的になっているのがわかります。
面白いのが、ただ見た目を変えるだけではなくて、メンタルや振る舞い、果ては家の内装までがっつり変えてしまうとにかく金のかかっていそうな・・・。
人の魅力は見た目だけではない。見た目や家の内装を変え、自分に自信を持つことで、きらきら輝いていく男性を見れるのも大きな魅力の一つ。 トータルプロデュースにふさわしい番組です。
この番組の面白いところは、プロデュースして終わり。ではないところ。最後に必ず、プロデュースされた男性が頑張る姿を映してくれるんですよね。
ちゃんと教えてもらった料理を作って人に振舞ったり、意中の女性をデートに誘えたり、ときには教えたファッションをきちんと消化できていない人もいて・・・
Fab Fiveの面々も、すでにその場を去っており、視聴者と同じようにテレビを通してその姿を応援します。
Fab Fiveと一緒に応援したり驚いたりと、めっちゃ盛り上がれます。最後に毎回乾杯をして締まるのですごく気持ちがいい。
台詞ではなくて、生の自然な英語を聞ける点もリスニングにもってこいです。あと「これがいい!」みたいな誉め言葉がたくさんあるので、日常会話に取り入れやすい点もおすすめ。
どろどろした人間関係や辛い話を見るのが苦手な人。明るく気持ちの良い動画が見たい人にとってもおすすめの番組です!
おすすめ2本目は可愛いオジサン好きにはたまらない謎料理番組、THE CHEF SHOW!
NETFLIX公式サイト: https://www.netflix.com/title/81028317
「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」「Chef」の映画で監督、脚本、製作、主演を務めたジョン・ファヴローが、友人のロイ・チョイに教えてもらいながら料理をつくっていく番組です。
マーヴェル作品の出演者たちが出てきたり裏話も聞けるため、ファンの方は嬉しいかも。私はマーヴェル作品追いかけてないのでそちらはさっぱりです。。。
では何が魅力なのかというと、
友人であるおじさん二人がとにかく仲良し。雑談したり、「これ上手い」「最高」と言いながら料理を作っていく様を見るだけで微笑ましい。基本はロイがジョンに料理の仕方を教えていくのですが、料理のバリエーションも様々で、「お菓子作りキット」的なすごく簡易的なものから、ちゃんとした料理までなんでもOK!な懐の広い料理番組です。
矛盾するようですが、これは料理番組、もといレシピや作り方を紹介する番組では断じてありません。料理をテーマにしたバラエティ番組です。そもそもレシピの詳細が公開されません。
「料理で一番大事なことって何?」という話になった時に、ロイは「時間、タイミングだ!」と断言します。一生懸命に作った料理、盛り付けも頑張り、さぁどんな感じにできたかな、と思いきや
完成した瞬間、即時に食べる。
視聴者に完成品を見せるという優しさはありません。 とにかくできた瞬間に二人の胃の中に消えていき、「美味しい」「最高」「自分が作ったのより上手では?」「過去最高」と美味しそうに食べるおじさんの姿を眺めることができます。「出来立てが一番うまい」というポリシーが全編にわたって通貫してる。
まぁ、料理は作るんですが、いわゆる料理番組じゃないのでアプローチ方法が自由。でも料理は作ってる。結果、 材料の名前や、料理する時の英語がたくさん出てきます。こういう英語って、普段家の外で英語を話すだけではなかなか覚えられないんですよね。話さないから。
あ~こういう単語の組み合わせでいいのか~など、身近だけど知らなかった英単語や熟語がずらり。 料理好きの方には特におすすめです。
また、基本主役の二人が友達なので、、フランクな間柄での会話も学べること。会話に基本二人しかいないので、会話についていきやすい点もリスニング教材としておすすめです!
また料理かよ!と言われそうですが、こちらもレシピ番組ではありません。露店・屋台料理(Street Food)をテーマとしたドキュメンタリーです。
NETFLIX公式サイト: https://www.netflix.com/title/80244996
個人的には、「プロフェッショナル 仕事の流儀」の海外ストリートフード版!
海外旅行と食べることが好きな人にとっては、たまらない魅力のストリートフード。一個一個がはちゃめちゃに美味しそうに撮影されています正直見てるだけでよだれが出てくる。
国ごとの食文化をしっかり紹介してくれるので、海外旅行の予習にもぴったりの番組です笑
しかも身近なアジアの国々がメインとなっており、実際に旅行行ったら絶対これ食べたい!と思うこと間違いなし。私はこの番組を見て、絶対に台湾旅行もう一回行くって決めました。
通常番組の中では1店舗(1人)を主題として扱い、その合間にほかの2~3店舗を小さく紹介する構成になっています。
飲食店、しかも屋台って、かなりシビアな市場です。その世界の中で、一人一人の過去からの人生をフォーカスしながら、どうして現在に至ったか.。生き様をしっかり描いてくれる。
舞台となっているアジアは、発展途上国も多く、グローバル化が進んでいる最中です。そのため、一つの国の中でものすごく発展してきている部分と、一方でストリートフードが変わらず市民の食基盤となっている部分が両立している。その対比を見せながら、なぜこの時代に屋台飲食店という道を選ぶのか。人生の選択を見せつけられます。
英語を習うときって、最初はだれも、自分の名前は●●です。どこ出身です。●●が趣味です。・・・みたいなプロフィール紹介から入ることが多いです。
勿論自己紹介ってすごく大事なんですけど、実際に海外の方と話すときって、表面上の一言で済むプロフィールではなくて、自分がどういう人物で、なぜここにいるのか。なぜそれが好きなのか。どういう経験をしてきたかを訊かれることがすごく多い。
Street Foodは随所にインタビューが入っていて、「いまはこの仕事してるんだけど、本当はずっと反抗してたんだよね」とか「あのときはこうだったけど、すごく辛かった」みたいな、表面的なプロフィールに、感情や背景を付け加えた「ストーリーとしての自己紹介」をどう言うかのサンプルがたくさんあるんです。
話を膨らませていく。魅力的な話し方をするってこういうことだろうな。と思える。
しゃべってる人は現地語なんですが、英語音声にすればナチュラルに翻訳してくれた英語音声に切り替えられるので、「あっこの言い回し今度使ってみたい!」と思える表現が盛りだくさんです。