カナダ・バンクーバーへ語学留学を検討されているみなさま、inlingua Vancouverという語学学校をご存知でしょうか?
バンクーバー留学をしたいけれど、語学学校がありすぎて、何がいいのか全然わからない!
カナダの中でもバンクーバーは語学学校の数が非常に多い地域ですが、どれも同じような語学学校に見えたり、特徴がわからなかったり、学校選びや比較に迷われている方は多いと思います。
この記事では、私(モトキ)が実際に、バンクーバーの語学学校inlingua Vancouverに体験入学をした授業の感想と学校の特徴(メリット・デメリット)を、個人の視点から紹介します。
私は現在カナダに留学していまして、語学学校3校に通う+複数の語学学校に体験入学をしています。一個人の体験や比較から、学校ごとの特徴やメリットデメリットをまとめています。
この記事では、メリットデメリット含めて率直な評価、意見をそのまま書いていますので、バンクーバー語学留学に向けて学校の実態や評判を知ることができます。
また、inlingua Vancouverが、どんな方にとってオススメの学校になるかも併せてご紹介しますので、inlingua Vancouverを検討されている方、バンクーバーの語学学校の情報が欲しい方の不安を解消する手助けになると思います。
その他の語学学校の学校感想・体験授業口コミリンク集はこちら。
inlingua Vancouver基本情報!
まずはじめに、inlinguaは世界30カ国以上、300以上のキャンパスを持つ国際的な語学学校です。inlinguaメソッドと呼ばれる独自の教材と授業で、50万人以上の生徒を輩出してきました。
inlingua Vancouverは、そのinlinguaグループのカナダ、バンクーバーのダウンタウンに位置する語学学校です。今回は「Gastown Campus」と呼ばれるキャンパスに行ってきました。
キャンパス名にある「ガスタウン」とは、19世紀のレトロな雰囲気が残るバンクーバーのおしゃれスポットです。当時のレンガ造りの建物を利用したギフトショップなどが並び、レンガを敷き詰めた道路など、非常にクラシカルな雰囲気漂うキレイな街並みを堪能できます。
また、inlingua Vancouverは、「コミュニケーションファースト」のポリシーを掲げる、会話に重点を置いた授業が特徴の学校です。
クラスは1つのレベルに対し2段階のクラスを用意、計10段階の細かなレベル分けがされています。また、授業中は「プレゼンテーション」「練習」「成果」の3つのポイントで構成されますが、効果的な学習ができるよう、各レベルで授業内の時間の使い方を変えています。
Level
レベル①
レベル②
Beginner
1A
1B
Lower intermediate
2A
2B
Upper intermediate
3A
3B
Advanced
4A
4B
Advanced plus
5A
5B
更に、TESOL資格を持ち2年以上の豊富な経験を持つ先生の指導のもと、「使える英語」を作っていくことを目的としています。
WEB上の口コミやレビューの評価・評判を見てみると、卒業した生徒たちから、非常に高い評価を得ていることがわかります。
Googleレビュー ★4.8 / 40件 (2019年10月16日現在)
Facebookレビュー ★4.9 / 183件 (2019年10月16日現在)
語学学校の中でも、★4.8,4.9の口コミレビューをとる学校は多くありません。かなり評判は良い、と判断できると思います。
では、inlingua Vancouverの評判はどのようになっているのでしょうか?口コミのレビュー内容をまとめると、
授業の質の良さと、先生の指導力、フレンドリーさを評価するレビューが中心でした。また、他の学校の口コミではあまり見られない、卒業後にまたinlinguaに戻りたい/実際に戻ったというレビューもあり、生徒からのの評判は非常に良い、また、語学学校としての信頼が伝わってくる口コミが非常に多かったです。
実際にinlingua Vancouverに体験入学した評価を書いていきます。
今回は8:30am〜11:30amまでの、Essentialクラスというコア授業に参加してきました。
公式ページなどでも度々触れられているinlingua独自の教育カリキュラムは、実際に授業を受けた中でクオリティが高いと感じました。
授業中は、テキストを使用し読み込むパート、その話題を元に英語を口に出しスピーキングを強化するパート、更に補助教材(プリント)を加え、少し複雑な文法を集中的に話す特訓をさせる。。。と、インプットに対しスピーキングアウトプットに大きく比重を置いていました。
特に、何か一つ話題を出すたびに「じゃあ隣の人と話し合ってみて」と度々生徒同士で会話をさせる時間を取っていくため、無理やりにでも話す練習をすることになります。
他の語学学校だと、先生ごとに授業内容が見事に変わり、講師による授業品質のブレが大きいのですが、i**nlinguaの授業はカリキュラムや教授法が、かなりしっかり体系立てられている印象を受けました。**
また、inlingua独自テキストのスクリプトでは、英語の細かい用法を、ある程度まとまって習得できるように構成されていました。たとえば「前置詞」にフォーカスしたページでは、下記のような例文が一つのトピックの中に大量に出てきます。
そして、これを習った瞬間に「はい隣の人とこれ使って話して!」というようにすぐに使い込みの練習に入ります。inlinguaでは、こうした表現をパッと口に出すときに、正しく使い分けができるよう口に出して覚えさせる手法をとっていました。
関連する言い回しや、細かい使い分けって、一個一個覚えても抜けていってしまうんですよね。そうした記憶力の特性に対し、一度に効率よく学習していくことができるテキストになっていると感じました。
言い方を変えるなら、テキストを自分でどれくらいやり込むかによって、数ヶ月後の英語力の伸びが大きく変わりそうな印象でした。
「inlingua独自の学習メソッド × コミュニケーションファースト × 高レベルな講師」この3点がinlinguaの一番の強みと言えると感じました。
ほぼほぼカラー&分厚いinlinguaオリジナルテキストを購入することになりますが、1冊の中で網羅しているトピックが非常に広い。それをしっかりと授業でやり込んでいくため、幅広いボキャブラリーを強化していくことができると思います。
また、Inlinguaでは今回体験したEssentialクラスに加え、選択式の授業コマ数を増やせるIntensive, Super Intensiveというメニューがあるのですが、この選択授業が24種類と非常に多いです。(2019年10月16日時点、公式パンフレットより)
リスニングや文法、発音、各試験対策のほかに「テーブルゲーム」「スラング&イディオム」「ミュージッククラブ」などかなりカジュアルなテーマのクラスもあるようです。
すでにお伝えした通り、inlinguaの授業では、何かを習うたび、何か新しいトピックが出てくるたびに、「はい、隣の生徒とその話題で喋って!」と指示が出ます。そのため、授業中に喋る、口を開く回数が圧倒的に多いです。
他の語学学校では、授業中に1、2回声を出すチャンスがあるかどうか・・・といった学校もあるため、「その場で出てきたトピックで無理やり喋る」という、会話さながらの練習を集中して取り組むことができます。
ただ、生徒間の会話になるため、パートナー次第では別の話題になったりすぐに会話が途切れたり・・・など、各生徒の集中具合に差が出ているように感じました。
自身が「喋るぞ」という意識をしっかり持っていれば、練習の場は確保されているため、しっかりしたテキスト、カリキュラムで、会話にフォーカスしたい人には非常にオススメな学校だと思います。
inlinguaの授業は、会話にフォーカスしつつも、テキストの読み込みやボキャブラリーの確認、文法の確認なども都度行なっていく授業構成でした。
テキストも様々な情報を総合的に学べるクオリティの高い構成になっているのですが、その分授業中は、「文法」「会話」「ボキャブラリー」など項目ごとに明確に切れ目が作られることはありません。
そのため、先生の指示を真面目に聞き漏らさないようにしながら「何をしなくてはならないか」「今は何を学んでいるのか」を常に授業に集中し、自身で切り替えを行なっていく必要があります。
ただ、Inlinguaでは授業が一コマ1時間半と長時間、かつ、休み時間が間に1回しかない(「1コマ目8:30-10:00」「10分休み時間」「2コマ目10:10-11:30」など)ため、ずっと集中し続けていると疲れて途中でダレてきます。
クラスの他の生徒たちの様子を見ても、各コマの後半戦は明らかに疲れ、ダレているようでした。そのため、ある程度自身で自信を律する、集中力を持続させる必要がある授業だと感じました。
inlinguaの授業は、コミュニケーションファースト、喋る機会が非常に多いです。
しかし、それはあくまで生徒間でのコミュニケーションがメインとなっています。先生から直接英文法の間違いや発音の間違いを修正してもらえるタイミングがあまりありません。
今回参加したクラスは、先生一人に対し生徒が13人と、比較的小規模クラスではありましたが、「先生と会話する」時間はあまり多く無いと感じました。
英語は文法を間違っていようと、とにかく喋る練習をすることが上達の第一歩なので、「コミュニケーションファースト」の方針としては問題ありません。
しかし、日常生活の中で、ネイティブの人に自身の英語を矯正してもらえるのは語学学校ぐらいです。会話フォーカスの学校だからといって、Inlinguaのコア授業の中で英語の矯正を求めてしまうと少し期待とずれてしまうかもしれません。
inlinguaの授業は会話、コミュニケーション重視の構成になるため、文法を学ぶという時間はほぼありませんでした。
文法を学びたい人に対しては、Essentialクラスに加え、別途追加料金を払って選択式の文法の授業を取る必要が出てきます。
もちろん、Essential授業の中でも、先にお伝えしたような前置詞の使い方など、部分部分で文法事項は出てきます。しかし、体系的に文法も勉強していきたい生徒にはオススメしにくい内容になっています。
以上の内容から、inlingua Vancouverは、独自に体系だてられた、高品質な教育カリキュラムが一番の魅力の語学学校であると言えます。
Inlingua Vancouverは会話重視の語学学校になるため、下記のようなタイプの方は、しっかり、着実に英語力を伸ばしていけるのではないかと思います。
一方、カリキュラムと学校の方針がかなりしっかりしているため、
上記のような方は、別の語学学校も再度検討されて見ても良いかもしれません。
inlingua以外の語学学校の学校感想・体験授業口コミはこちらにまとめています。
また、語学学校に申し込む際は留学エージェントを使うと値引きがあるのでオススメです。エージェントに申し込む時の注意点とバンクーバーのオススメエージェント。
inlinguaを検討されている方で、スピーキングを重視されている方は、留学前に瞬間英作文がおすすめです。
私自身、一番スピーキングに効果があったと感じているので、inlinguaでの勉強に加え、集中的に英語スピーキングを重視したい方には留学に行く前、留学中に一度でもやっておくと、スムーズに留学生活をスタート、語学学校で発言できると思います。
実際に私が取り組んだ結果をまとめています→瞬間英作文に取り組んだ方法、効果。
https://28-nikki.com/shunkan\_eisaku\_effect/
以上、バンクーバーの語学学校inlingua Vancouverの感想と評判のまとめでした。カナダ留学、バンクーバー語学留学の参考になりましたら幸いです。